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抗癌剤




























































03/10/14 手術のはずが・・・

手術のため7時過ぎに家を出た。
待合室で待っているときに左のほっぺに赤い点を見つけた。
それも2つ・・・
前夜、タムが左の口辺りを気にしていたが、チェックしたときには見あたらなかった。
診察室に呼ばれて部屋に入ると若い先生が沢山いた。
先生に4個目のことを話し、ほっぺの物も見せると、目を閉じて考え込んでしまった。
沈黙が続いた。
もうこうなると手術して抜糸するまでにまた再発する恐れがあるから、
抗がん剤を使うしかない・・・
すると若い先生達は次々といなくなった。
グレードTなのに抗がん剤だなんて想像もしてなかった。
1ヶ月で6個だから、確かに手術をしてもすぐ再発するだろうと思う。
傷だらけにしてから抗がん剤を使うか、それとも今から抗がん剤を使うか。
抗がん剤使ったら終わりじゃん。
でも他にどうしたら良いのかわからない。
どうするか決めていたはずなのに、やはり何も考えられなくなった。
断ったら体中イボだらけになるかも・・・
手術で今あるのを全部取ればもう出来ないかもしれない・・・
こんなの全部やってみなきゃわからないことだ。
先生もかなり悩まれたようだが、
話しは抗がん剤治療という事ですすんで行き、
副作用、生存率、使う抗がん剤の説明をされ、
ももこは1回目の抗がん剤を打った。
戻ってきたときには特に変わった様子はなかったが、
直後に水を与えたらお座りをしながら飲んでいた。ただの疲れ?

帰りの車中もガーガーハーハー凄かったが、冷房を強くしたら寝始めた。
今年の冬は暖房なしだね。。と仕事人と話しながら明るく家路についた。

明るく明るくいつも以上に明るく楽しくした。
午後2時頃ご飯を上げ、夕飯もしっかり食べた。
ガーガーがひどいだけで、他はいつものももこだった。
だが、私達が食事から戻るとももこのガーガーがなくなっていた。
全然ハーハーガーガーしない。
抗がん剤は息が荒くなるのも無くすのだろうか?
ガーガーが無くなったのは良かったけど、怖すぎる。

ももこが落ち着いているから外で食事をしたが、
居酒屋の個室で、仕事人とこらえ泣きしながら話し合った。
これはももこの運命なんだ、寿命なんだ・・・
覚悟をして頑張ろうと決めた。

ももこは特に変わった様子はないが、気持ちイボが小さくなったように見えた。

イボをほっぺにつくってまでも入院したくはなかったのだろう。
帰りの車の中ではじーっと私を見つめていた。
入院しなくて良かったね、ももこさん。

診察台の上でウンチをした。


使っている抗がん剤について調べてみた。

Vinblastine (VLB),
キョウチクトウ科植物から抽出されたアルカロイド製剤であり,tubulinと結合し,細胞分裂の際,紡錘糸形成を阻害し,分裂中期で停止させることにより抗腫瘍効果を発揮する。本剤,特にVCRは強い神経毒性を有する。この作用はVCRが神経細胞のtubulinと結合し,神経軸索微小管の形成を阻害し,軸索輸送を阻害するためと考えられている。また,VCRでは骨髄抑制,脱毛が認められる。VLBは骨髄抑制が主な副作用である。両剤とも静脈内投与が行なわれる。



*骨髄抑制*
赤血球の減少
白血球減少
血小板減少

*消化管障害*
下痢,便秘,悪心,嘔吐,口内炎
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犬の場合は脱毛はないらしい。
副作用も人間ほど出ない。
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今回処方された薬
プレドニン(ステロイド)5mX朝2錠
ガスター10 (胃潰瘍予防)
ムコソルバン(去たん薬)
ネオフィリン (気管支拡張剤)


朝ご飯を食べた食後にウンチをした。
昼前にベビーカーでお散歩。
ハーハーはたまに出るがガーガーにはならない。



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