Mast Cell Tumors
肥満細胞種
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肥満細胞種
1回目手術日

イボ発見の翌々日
かさぶたが取れた










































手術日
ステロイドのローションを
つけていたので
小さくなっている

















03/9/11

足のかかとのところにイボを発見。
肉球の間に傷があったから毎日チェックしていたし、
おしっこをした後は陰部と足の裏と
かかとを拭いていたのに突然こんなイボができていた。
下の画像は2日目の画像で、かさぶたが取れて光っていますが、
発見した時はかさぶたはなく、まだ白っぽくて、触ったら赤くなってきた。
一瞬 もしや?と思ったが膿でも出るかと思い針を刺して見たが何もない。
(肥満細胞種の場合は針を刺すだけで脱顆粒する恐れがあるから刺してはいけません)

03/9/18

やっぱり 肥満細胞種 かな?と思ったが1週間待ってみた。
大きさは変わら無かったが、普通のイボではなさそうなので、18日に病院に行った。
獣医は
「ただのイボじゃない?」
というから、
「え・・・肥満なんとかってのじゃないの?」
と言うと
「じゃ検査してみようか?」
・・・
「顕微鏡は2階にあるからなにかあったら呼ぶね。」
と言い、注射器の先で細胞を取って昇っていった。
数分後無言で近づいてきて
「う〜ん・・・見てみる?」
と言う。
それって駄目ってことじゃん。
「え〜〜〜」
半泣きで2階へ行き顕微鏡を覗くと、数ヶ月前から見ていた画像と同じ物があった。
ショックで泣き崩れた。
ステロイド剤だけでも小さくなる可能性もあると言うが、この先生だけの判断ではなく
副院長や院長の意見も聞きたいといい断った。


03/9/20

翌日は両先生共に居ないとのことなので今日本院へ行った。
さまざまな検査をしたところ、内臓等への転移は無かったが、
このイボは肥満細胞種だそうだ。
一昨日から食べることもできないくらい落ち込み、調べまくったあげく、
いざとなったら断脚でもいい!と覚悟を決めていた。
そのせいか、今日は泣くこともなく、至って冷静に話しを聞くことができた。
副院長と以前から知ってる先生だったので、ももこも安心していたし、
私も信頼している先生だったから任せることにした。
手術とその後の放射線や抗がん剤の治療も大学病院でもよいといわれたが、
毎回麻酔をかける放射線治療はももこには無理なことはわかっていたから、
手術はいつもの病院でやり、その後の治療は大学病院でやることになった。

足が悪いのをかばって歩いているせいか、
腰の辺りの背骨が変形性脊髄症になっていた。
(脊柱の変形、つまり背骨の変形性関節症で老犬に多くみられる老化現象。)
これが神経を刺激したりして、お漏らしがはじまったらしい。
今は、自分からトイレに行くのでお漏らしはなくなったが、
肛門括約筋が衰えてきたらしく、便の出もおかしい。

8、9歳で発病する子が多いらしい。
また、この病気はとてもやっかいで、手術したからと言って安心はできない。

私は4ヶ月ほど前にこの病気になったパグの話を聞き、この病気のことを知った。
その頃気になるおできがあったからすぐに病院へ飛んでいったのだが、
その時は何でもなかったのに、
それから4ヶ月後に本当にこの病気になるとは思わなかった。
でも、この時この病気を知ったお陰で、ももこのイボは小さいうちに発見できた。

「この段階で連れてくる人は中々いないよ」と言われたが、
おできの出来やすいパグを10年も見てるから、いつもと違う物くらいはわかる。
今回のももこのイボは下の画像のような物だが、
肥満細胞種は全部がこういう形で現れるわけではないそうです。
大きくもっこりと腫れているみたいになる場合もあるそうです。
非常にたちの悪い悪性腫瘍なので、早期発見が一番!
お尻や胴体、四肢、ひどい場合は内臓にもでるそうです。
老犬に多いと言われていますが、若くてもできるそうです。

今更悩んでも仕方が無い。
覚悟を決めました。
3匹の前では泣けないし、大泣きする場所もないし、大泣きしたいけど、
ももこが元気に回復したときのうれし泣きにすることにした。
でも、
今後一生病気とうまく付き合っていくしかないと言われた。
今はものすごく元気なのに、
木曜日の手術が終わってからは戦いが始まる。
今元気なだけに辛くてたまらない。
今のように元気なももこの姿はまた見られるのだろうか?




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